普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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鉄道

私は鉄道が好きである。特に駅舎が好きだ。大都会の東京駅。何本ものレールが走り、分岐器によって見事に切り替えられる。そのレールが一日の乗客が一桁という駅とつながっているかと思うと、何ともいえない感傷に浸ってしまう。

鉄道が英国で走ったのが1825年で、その約30年後、1853年に鉄道の模型がロシアから紹介された。そしてその2年後、1855年に佐賀藩は鉄道の模型を作ってしまった。

時は明治維新、王政復古の大号令が下った慶応三年(1868年)。まだ瓦解していない江戸幕府は、江戸横浜間に鉄道敷設する決定した。しかし幕府は鉄道敷設の技術が未熟な日本では自力での建設は難しいと考え、その敷設を米国に委ねたのだ。

すぐに明治に入り成立した新政府は、幕府と米国の約束を却下し、我が国が主体的に敷設をするという方針に切り替えたのだ。その際、資金、技術支援などは英国を選定した。そして明治3年に着工し、明治5年(1872年)10月14日(旧暦9月12日)、日本人がはじめて鉄道を目にしてから20年もたたないうちに実用化してしまった。

その10月14日は今、鉄道の日として記念日となっている。私は10年前の10月14日に普門軒の住職となった(まったく関係ないが)。

「寧ろ熱鉄を身に纏うも、信心の人の衣を受けじ」『虚堂録』

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by fumonken | 2018-01-15 17:51 | "不"不立文字 | Comments(0)