普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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禅は暮らし

禅の醍醐味は、やはり生活の様式に禅の思想を落とし込んでいるところでしょう。生活そのものが禅であり、禅そのものは生活であるといっても言い過ぎではないと思います。

禅の修行の内容は、坐禅だけではなく、朝何時に起きて、朝課には何のお経を読んで、朝のご飯は何をいただいて、午前は何をするか、午後の作務(お寺の作業)には何をすればいいのか、トイレの時間、おやつの時間、洗濯のできる日、休みの日、春夏秋冬の寝起きの時間など、事細かく決まっています。

そのため、修行を終えて、住職としてつとめるお寺に帰ってからも、修行が続けられるわけです。修行道場でないと修行ができないという事になっていないのです。己が立っている場が即、道場なのです。

修行道場で修行そのものである生活様式を学び、それを己の生活に落とし込むわけです。そういう意味で禅は世界に広がりやすかったと言えます。もしあなたのお近くに禅宗のお寺があったら、是非、一度たずねてみてください。あなたの生活のなかにあなたにあった様式で、禅を取り入れるヒントをくださるはずです。
by fumonken | 2011-10-30 20:41 | 禅・仏教について