普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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もったいない

以前に「もったいない」について調べ、考えたことがある。

私の至った結論から言うと「もったいない」という言葉は、「諸行無常」という仏教用語を日本の言葉で訳した言葉だと考える。

「もったいない」を漢字で書くと「勿体無い」と書くが、もともと「物体無い」と書いた和製漢語。漢字の音だけ借りた日本の言葉である。「物体」とはものごと、ありさまと理解していいと思う。

その漢字の音は呉音である。呉音は漢音より古い(音)読み方で、お経や仏教語の読みは、ほとんど呉音といわれている。

日本人は実に的確な漢字を当てた。「モッタイ」という大和言葉に呉音を使って「物体」という漢字を当てた。

この世の実存はすべて本質も形も常に流動、変化するもので「もったいない(物体は無い)」。これはまさに「諸行は無常」という仏教語が私には見えてくる。ここに「物体が無い」ではなく「物体は無い」と「は」を使うとすっきりする。「ものごとは無い」「ありさまは無常」ということだ。


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by fumonken | 2017-11-02 19:35 | Comments(0)