普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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そもそも禅宗とは…

そもそも禅宗とは。

禅宗はご存じの通り、仏教の宗派の一つです。その禅宗の中に、日本には3つの宗派があります。曹洞宗、黄檗宗そして普門軒の属する臨済宗です。

臨済宗は仏教の開祖お釈迦様、禅の開祖達磨大師(いわゆるダルマさん)を経て、唐の臨済義玄によって開かれた宗派です。

日本の臨済宗は、宋に渡り学んだ栄西らによって、鎌倉時代に日本に伝えられました。とくに師から弟子への悟りの伝達を重んじます。同じ禅宗の曹洞宗が地方豪族や一般民衆に広まったのに対し、臨済宗は時の武家政権に支持され、政治・文化に重んじ、影響を与えました。その後時代を下り、江戸時代に白隠禅師によって臨済宗が再建されたため、現在の臨済禅は白隠禅(看話禅)ともいわれています。

では、その白隠禅(看話禅)について、次回お話しします。
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by fumonken | 2012-11-30 19:57 | 禅・仏教について | Comments(0)

禅の暮らしー「掃除をする」

禅の暮らしの基本は「掃除をする」ことです。一に掃除、二に掃除。三四がなくて五に坐禅。一にも二にも掃除です。とにかく掃除です。毎日掃除をします。すべての場所を掃除する必要はありません。毎日掃除をするところを決めて掃除をします。

以前ブログで掃除のことを書きました。学校で掃除の時間がある国は、世界で仏教国のみです。他の国は学校に掃除をする労働者が来て、掃除をするんです。私たちからみると考えられません。しかし日本でも大きい企業や会社に入れば、掃除をする労働者が来て、掃除をするんです。

禅の暮らしとは労働ではありません。禅は何か得られるからするのではありません。禅は労働としてするのはありません。それを教えてくれるのが、掃除です。
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by fumonken | 2012-11-29 15:36 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「暑いときは薄着になる。寒いときはたくさん着る」

昨日の朝、普門軒の気温は二度でした。いやーすっかり寒くなりました。禅の暮らしは暑いときは薄着になる。寒いときはたくさん着るということです。今、私は下着を三枚重ねています。その上に、着物や作務衣を着ています。とにかく着ること。たくさん重ねてきます。何とかなるものです。

暖房器具も部屋に一つ一つありませんから、必然的にみんな同じ部屋で過ごします。薪がもったいないですからね。

泊まりに来られた方も、そうやって過ごしてもらっています。朝は作務衣を二枚重ねてもらっています。「暑い」「寒い」ということを実感し、自覚する。体で感じる。朝、掃除をしているとき、日が出てきて、その太陽の日が足に触れる。そのとき、日光って本当に暖かいんだなーと実感し、自覚する。それが禅の暮らしです。
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by fumonken | 2012-11-27 20:57 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「菜食九割のすすめ」

他の宗派のお寺のことはよくわかりませんが、禅寺の食事は菜食です。よくみなさんに聞かれるのですが、菜食というとお肉を食べないことは思い浮かぶようですが、お魚も食べません。したがって鰹だしも使えません。野菜ではどうしても油物が少ないので、大豆をよく食べます。豆腐や油揚げは禅寺の食事にとって必需品です。

ただし一般の暮らしではなかなか難しい。私はなんでもそうですが、バランスがとても大切だと思います。私はそこで「菜食九割のすすめ」をみなさんにお話ししています。

なぜ仏教は菜食なのか。理由は簡単にはわかりません。私もわかりません。でも10年近く菜食中心にした食生活にしていくとなんとなくその理由もわかるような気がします。

しかしこれは、いま書いている「禅の暮らし」という話のすべてにいえることですが、理由はどうでもいいのです。大切なことはすることです。実行と継続です。禅は実体験がすべてです。
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by fumonken | 2012-11-25 10:41 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「手を合わせる」

あなたは日に合掌を何回くらいしますか。ご飯を食べるときに手を合わせていますか。手を合わす。合掌とは大変不思議な行為です。合掌をするとなぜか心が落ち着きます。なぜかけじめがつきます。とてもいいものです。

たとえ外食時でも合掌をしてからご飯をいただいて下さい。また何かいただいたときでも合掌して下さい。それだけでお互いいい気持ちになれます。
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by fumonken | 2012-11-21 22:30 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「床の間を作る」

うちの中に「床の間を作る」。床の間とはいうなればおうちの聖域です。花を飾ったり、掛け軸をかけたりしましょう。無駄な物を置かずに、落ち着いた、清浄な場に保つことが大切です。そこはいつも掃除をしてきれいにします。床の間はあまり明るすぎないようにしてください。床の間は心の表現をする修行になります。子や孫にもその美意識が伝わっていくはずです。
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by fumonken | 2012-11-19 16:55 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「一人の時間をもつ」

禅の暮らしの大切な時間のひとつに「一人の時間をもつ」ことがあります。一人で草をむしったり、植木を切ったり、薪を割ったり。散歩でもかまいません。一人で何かをすることが大切です。そして単純なことをして下さい。その間にいろいろなことが頭に浮かんでは消え、また浮かんでは消えていきます。これを「動の坐禅」と言います。

家族を持ちますと、なかなか「一人の時間をもつ」ことは難しいかもわかりません。でももつように心がけて下さい。自分の暮らしの中に入れて下さい。今、お父さんはお父さんの為の時間を過ごしているんだよと言うのも、子供にはいい躾になると思います。何の徳もない。でも没頭する時間。禅の暮らしには欠かせない時間です。
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by fumonken | 2012-11-15 17:24 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「いつも同じ時間に、同じ形で食べる」

禅の暮らしでは食事も修行のひとつととらえています。禅の食事の基本は「いつも同じ時間に、同じ形でたべる」ことです。朝食なら6時半、昼食なら11時半、夕食なら18時。決まった時間に食べます。それまでにお寺の作業、仕事は済ますわけです。これもひとつの生活リズムの節目、目処になります。

また同じ形で食べます。ご飯、汁、一品、漬け物。いつも同じです。それ以上でも、それ以下でもありません。

いつも同じ。同じ事で考えない暮らしになります。こんな生活をしていると考えないすばらしさが少しずつ自覚されていきます。
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by fumonken | 2012-11-14 12:05 | 禅の暮らし | Comments(1)

禅の暮らしー「茶礼の時間を作る」

普門軒では朝起きまして、一連の日課をすませますと「茶礼(されい)」といってお茶を飲む時間があります。この時間は単にお茶を飲むことが目的ではありません。朝の茶礼の時間になると、すでに朝起きて2時間くらいたちますが、「おはようございます」ではじまります。お寺の住んでいる人とスケジュールの話をしたり、お泊まりの方などとお話をしたり、ちょっと間を開けるそんな時間です。この時間でお互いの調子や最近考えていることなどを話し合う時間になります。

お茶といっても私の場合コーヒーを淹れて飲みます。ちゃんと湯飲みを温めてから、熱いコーヒーを淹れます。時間はまちまちです。最近は台湾茶にこだわっています。茶礼は出来れば丁寧な気持ちでお茶を入れて飲むことをおすすめします。時間は30分の時もあれば、1時間以上の時もあります。私は話し好きなので、どうしても茶礼が永くなってしまうのですが、本当は時間を決めた方がいいと思います。
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by fumonken | 2012-11-11 17:44 | 禅の暮らし | Comments(0)

禅の暮らしー「無駄に明るくしない」

禅の暮らしの基本はシンプルであることです。住空間は無駄に明るくしないことです。普門軒の電気はすべて電球色の蛍光灯を使っています。

よそのお宅に行くと、とかく部屋が明るいんですね。壁は白くて、天井にはいたるところに光々と電気がともっています。あの光は「照明」であり、「明かり」ではありませんね。夜は暗いものです。部屋は薄暗くしましょう。そうすると攻撃的ではなくなります。雑音も減らせば、いらいらも無くなり、静寂な時間を持つことが出来ます。
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by fumonken | 2012-11-10 14:05 | 禅の暮らし | Comments(0)