普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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暑さ寒さも彼岸まで

先人の言葉の深さには本当に敬服します。「暑さ寒さも彼岸まで」。本当にその通りです。普門軒も、御簾を外し、ふすまや障子にはめ変えました。すっかり秋です。
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by fumonken | 2012-09-27 20:57 | 日課抄・歳時記 | Comments(1)

荻原井泉水の豆腐の随筆

先日、知り合いの和尚さんからとってもいい話を伺いました。それは荻原井泉水の豆腐の随筆です。下記に書かせてもらいました。どうぞ、お読み下さい。

豆腐

 豆腐ほど好く出来た漢はあるまい。
 彼は一見、佛頂面をしてゐるけれども決してカンカン頭の木念人(ぼくねんじん)ではなく、軟かさの点では申し分がない。しかも、身を崩さぬだけのしまりはもってゐる。煮ても焼いても食えぬ奴と云ふ言葉とは反対に、煮てもよろしく、焼いてもよろしく、汁にしても、あんをかけても、又は沸きたぎる油で揚げても、寒天の空に凍らしても、それぞれの味を出すのだから面白い。
 又、豆腐ほど相手を嫌ばぬ者はない。チリの鍋に入っては鯛と同座して恥ぢない。スキの鍋に入っては鶏と相交って相和する。ノッペイ汁としては大根や芋と好き友人であり、更におでんにおいては蒟蒻や竹輪と強調を保つ。されば正月の重詰めの中にも顔を出すし、佛事のお皿にも一役を承(うけたまわ)らずには居ない。
 彼は実に融通がきく、自然に凡てに順応する。蓋(けだ)し、彼が偏執(へんしゅう)的なる小我を持たずして、いはば無我の境地に到り得て居るからである。金剛経に「應無所住而生其心」(おうむ しょじゅう に しょうごしん)=應(まさ)に住する所無くして而も其の心を生ずべし(金剛般若經)とある。これが自分の境地だと腰を据ゑておさまる心がなくして、与えられたる所に従って生き、しかあるがままの時に即して振舞ふ。
 此の自然にして自由なるものの姿、これが豆腐なのである。
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by fumonken | 2012-09-18 20:18 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

朝な夕な

毎日、同じ時間に、同じことをしていると、朝な夕な、自然の移ろいに感動します。
春は新緑の香りのする中の坐禅。
夏はうだるような暑さの中の坐禅。
秋は心地よい風の中の坐禅。
冬は手も痛くなるような寒さの中の坐禅。

「あー日がナ無くなったねー」「だいぶ日が短くなったねー」
季節だけでなく、夕暮れや朝焼けの時間の移ろいにも感動します。

鳥や虫、木々の声。一見同じようで、確実に時が過ぎていく。

だも一番素晴らしいのは、そういうことに感動できる「人の心」なんです。そうお釈迦様は仰っています。
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by fumonken | 2012-09-16 12:14 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

宿坊をご紹介する方へ

■知人、友人に宿坊のご紹介をお考えの方へ
普門軒の宿坊はご自分で探し、ご自分で決めて、ご自分で来られる方のみ、受け入れております。
知人や友人、子供さんに普門軒の宿坊を薦めてみようとお考えの方は、申し訳ないのですが、お断りいたします。

ご紹介するよりも、ご自分でお泊まりに来てください。ご紹介できる方はお泊まりになった方のみとさせていただきます。


■外国人の方に宿坊のご紹介をお考えの方へ
特に外国人にご紹介する日本人の方は、よくよく吟味して下さい。おそらくご自分が経験もされていない昔ながらの生活がここにはあります。正座はもちろんのこと、イスのない生活でも、腰や膝が痛くなり、外国人の方にとって非常に苦痛です。普門軒の宿坊を、あーこれなら日本の文化にふれることができるだろうといったように、安易に外国人に紹介してないで下さい。

普門軒の宿坊は、あくまでも禅寺であり、ZENを実践する寺です。ZENにもともと関心を抱き、仏教に関心を持っている人にご紹介下さい。重要な条件としては、心身ともに健康で、お寺や禅に対しして敬意を払ってくれることです。

以上、よろしくご理解申し上げます。
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by fumonken | 2012-09-08 20:12 | 宿坊について | Comments(0)

ゆとり君なんて言わせない2

普門軒の宿坊で、若い男性が重なることは滅多にありません。今日は年に1度あるかないかのチャンス。あの石を動かすことにしました。あの石とは、この石のことです。

神社やお寺にある手を洗う手水鉢のことです。この石には安政元年と彫ってありますから、幕末のもです。なぜ普門軒にあるかはわからないです。その石がずっと動かせず畑の中に放置してあったので、ここぞとばかり動かすことにしました。といっても人力で運ぶわけにはいきません。

長く太い古材の柱をテコとして利用し、さらに石の下に丸太を敷き詰め、ころころと転がしながら、運びました。男三人と女一人、約3時間の格闘のすれ、ばっちりと据えることができました。みんなご苦労様
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by fumonken | 2012-09-04 14:09 | 作務 | Comments(0)

ゆとり君なんて言わせない!

普門軒に来る投宿者のほとんどは20代、30代の若者です。宿坊をはじめて3年になりますが、この3年間で変わったことと言えば、大学生のほとんどがゆとり世代になったことです。ですから、最近泊まりに来る学生のほとんどがこのゆとり世代の人たちです。

でも普門軒に泊まりに来る若人は違います。

今日、泊まりに来ている若者に畑にある竹の根を抜いてもらいました。竹の根を抜いたことのある方はおわかりになると思うのですが、本当にきつい。力がいるんです。全身の力です。

力あります。日本をたのんだぞ!
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by fumonken | 2012-09-02 16:47 | 作務 | Comments(0)