普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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裏庭づくり

先般、めずらしく投宿に来られた方が(それぞれ一人ずつ来られたのですが)三人とも男性だったので、ここぞとばかりに、作務を頑張りました。
今、裏庭の作庭をしておりますが、踏み石や蹲いをこしらえました。石は思いので、本当に助かります。
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by fumonken | 2011-05-27 10:10 | 作務 | Comments(0)

9.四無量心…私たちに課せられた五つの戒

「苦」を破る道を目指すもの仏教徒にとっての原動力ともいえるものが以下の四つの心「四無量心」です。

慈(じ)…人々の幸福を望む心。
悲(ひ)…人々を不幸から救い出す心。
喜(き)…人々の幸福を共に喜ぶ心。
捨(しゃ)…あらゆる執着を捨てる心。

上記の通り、「人々の」とは、自他の区別なく、平等で、偏りなく、過度の心配などのない心、気持ちを持つことをいいます。自他一如、自他一枚の心が「四無量心」です。

とくに私は最後の「捨」の心があたい切だと思います。「捨」とは自他を区別してしまう心、自我に執着してしまう己を捨てる心のことです。人間がもっとも捨てられないものとは自我のです。その心さえ捨ててしまう心、それが「捨無量心」です。また「無量」とは限界なくどこまでも成長させることができることからそういいます。

仏の教えを信じ、その教えを行ずる仏教徒は、この四無量を心とし、いよいよ実際の行動として「四摂事(ししょうじ)」を行わなければなりません。
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by fumonken | 2011-05-21 19:36 | 禅・仏教について | Comments(1)

分骨墓が完成しました

12月19日に完成した分骨墓(仮称)の石垣。この5月17日に知人の石屋さんのお助けをいただいて、このたび分骨墓が完成しました。お墓には「一念不生」と書かせていただきました。「一念不生」とは、心中に一つの妄念さえ起こらない境界(きょうがい)のことを言います。

『発菩提心空拳章』というお経にこう書かれています。「一念不生に至るとき たちまち仏性現前し 男女上下の隔てなく そのまま即ち仏なり」

分骨墓は檀家さんのみなさんのご遺骨の一部をいただき、みんなさんと同じお墓に入っていただくことで、たとえお身内の方がとぎれてしまっても、誰かがお参りをしてくださいます。みなさんといっしょに彼岸に渡る「渡彼岸」です。もちろん私も入ります。

それにしても石垣作りはしんどかったなー。
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by fumonken | 2011-05-19 19:22 | 作務 | Comments(0)

8.五戒…私たちに課せられた五つの戒

いよいよ「苦」を破る道を目指す仏教徒としての具体的な生き方の段階に入ってきました。「五戒」は仏教徒の守らねばならない基本的な戒です。戒めは生きる態度であり、日々の生活規範です。先日、お話した六波羅蜜(実践徳目)には「持戒」として上げられております。

一、不殺生戒(ふっせしょうかい)…もったいないことをしない
二、不偸盗戒(ふちゅうとうかい)…めいわくをかけない
三、不邪淫戒(ふじゃいんかい)…だらしないことをしない
四、不妄語戒(ふもうごかい)…うそをつかない
五、不飲酒戒(ふおんじゅかい)…好きなことばかりしない

「苦」を破る道を目指す仏教徒としての実践の道「八正道」。実践の徳目「六波羅蜜」。生きる規範「五戒」。具体的な「行動」の原動力となるのが「心」です。その原動力として四つの心を起こしなさいとお釈迦様はおっしゃいました。その四つの心とは「四無量心(しむりょうしん)」です。
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by fumonken | 2011-05-10 19:40 | 禅・仏教について | Comments(0)

7.六波羅蜜…六つの実践の徳目

仏教の世界観は世の中は無常無我である。しかし無常無我の世界観を受け入れない「無明」から人は「苦」しむ(一切皆苦)。その「苦しみ」は直接原因「因」と間接条件「果」によって成り立つ。
その無知無明の迷い「苦」を破る道として「四聖諦」の教えが説かれる。さらにその実践の道として「八正道」がある。

「六波羅蜜(ろくはらみつ)」とは、「苦」を破る道を目指すもの(仏教徒)が修めなくてはならない、六つの実践徳目のことです。
一、布施(ふせ)…常に他人のためにある
二、持戒(じかい)…世の中の規則を遵守する
三、忍辱(にんにく)…何事にも辛抱強くある
四、精進(しょうじん)…本分を真剣に勤める
五、禅定(ぜんじょう)…確かな信念を体得する
六、智慧(ちえ)…世相を正しく見極める

そして「苦」を破る道を目指すものが守らなくてはならないものが「五戒(ごかい)」である。次に私たちは仏教徒としての五つの戒めを知ることになる。
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by fumonken | 2011-05-09 11:49 | 禅・仏教について | Comments(0)