普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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子供たちは悪くない

先日、電車に乗っていたときのことですが、「これは」と思う光景に出くわしました。駅のホームで五、六人の高校生でしょうか。みんなが座り込んでゲームをしています。しかもこれが大阪や京都などの都会ではなく、ごく一般的な地方の町です。とにかく声にならなかった。そんな中でまず頭に浮かんだことは「こんな子供に誰がしたのか」ということです。「こんな子供」とは、駅のホームのベンチに座っているときですら、しかも友達と一緒にいるときですら、ゲームを話せなくなってしまった子供。しかもベンチの端には初老の女性が立っている。

子供たちは悪くない。これは私の持論です。悪いのは大人です。子供は自分たちではゲームも作れなければ、買うこともできません。子供たちがゲームを手にすることができた原因は大人です。この風景を見て、世の中に疑問や不安を抱いた大人の方々。自分を見直してください。悪いのは子供ではなく、大人である私たち自身です。
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by fumonken | 2008-04-26 13:41 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

土作り

普門軒は山を切り開いた土地なので、土壌が赤土です。苔などにはもってこいなのですが、畑には向きません。そこで土作りからはじめないといけないわけです。土作りにはいろいろあるようですが、私は草引きとかった草、枯れ葉やわら、鶏糞、ぬか、生ゴミそれにお墓にある枯れた仏花などを重ねていっています。混ぜなくてもいいそうです。あとは腐って土になっていく。

わらには古い畳を解体しました。でもここでまた問題です。普門軒には一部の場所しか草が生えません。困っていたんです。と今日、とあるところにゴミ袋にはいった草の山。四十五リットルの袋が二十袋ほど積んであるじゃないですか。おそらく町内会で草刈りをしてたまったものでしょう。これはいいと思いつつも、いったんは通り過ぎましたが、これはゴミで出してあるわけだしと思って、引き返し、すべてもらってかえってきました。

そのゴミを強いて写真の状態に成っているわけです。来年といわず、草なので半年くらいにはある程度の土になるんじゃないでしょうか。今度は山に腐葉土を取りに行ってくるつもりです。
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by fumonken | 2008-04-20 17:08 | 作務 | Comments(0)

チベットの対応について断固抗議!その四

先日の善光寺の英断を強く支持します。この英断は図らずも世界に向かっての瞬時に発信されました。これは日本仏教の歴史にとっても大きな足跡を残すと思います。一僧侶として大変うれしい。坊さんといえば、金持ちやら生臭坊主やら、悪口の対象としての方が多い、昨今、こういう形で大きな決断をしていただけたことに、関係者の方々に敬意を表します。

また、全国から多くの意見が寄せられたことと思います。今回の決断にはそういった普通の人の力が働いていたことでしょう。普通の人の力というと左翼的な表現に思われがちですが、それは全く違います。全くの逆です。今まで、こういった政治的な問題に対しては、いわゆる地球市民的左翼の人たちのデモ活動、または攻撃的右翼の人たちの街宣車活動などの運動が支配してきて、いわゆる私も含めて普通の人は、不満はあるにせよ、実際行動はしてきませんでした。でも今回のチベット騒動に端を発する中国への抗議は、素朴な普通の人間的感情がその根底にあるように思われます。中国のどう見ても理不尽な態度や嘘方便などいい還元にしろよと言う感情です。

それに対して、中国国内の動きも又同じものだと思います。私は先ほど「中国の」と書きましたが、正確には「中国政府の」という方が正しいでしょう。直接はチベット人たちは被害者でしょうが、普通の中国人も「中国政府」の又犠牲者でしょう。
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by fumonken | 2008-04-20 08:12 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

鶏小屋作り…その二

本日、めでたく鶏小屋が完成しました。中にはおがくずとわらを敷き詰めて、巣となるハコもおきました。あとは鶏をまつばかり。友人の百姓に聞くところによると、犬は鶏を食べるらしい。私は最初の構想で、寅次郎(飼い犬)といっしょに鶏を飼おうと思っていました。計画の変更で、分けたのが幸いしました。二畳くらいのスペースですが、二匹から四匹くらいはかえるとのこと。

少しでも明るい環境を作りたかったので、オリを作り、その中に小屋を作る形式をとりました。オリは使わなくなった網戸を二面、残りの二面は戸板を使いました。さらに天井には網戸を使いました。天井の網戸は丁番でくっつけたので、開閉式です。オリの中の小屋には屋根をつけ、さらにその中にハコをおきました。水やりは手間なので、屋根にとゆをつけ、雨水が桶にたまるという仕組みです。とゆは竹です。

檀家さんや信者さんの子供たちが来たら、是非見せてあげよう。これで卵もかわずにすむぞ。一つ大仕事が済んだ。次は竹垣作りだ。
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by fumonken | 2008-04-19 21:19 | 作務 | Comments(0)

鶏小屋作り…その一

作務で鶏小屋作りをしています。使わなくなった網戸を利用して作りました。友人のM氏と一緒に作りました。あーでもない、こーでもない、こーしたらどうか、と言った具合に進めていくうちに何とか形ができていきました。

何も知らない寅次郎(飼い犬)は自分の家ができるんだろうと思っているんでしょうか。残念ながら寅のではないよ。
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by fumonken | 2008-04-18 23:05 | 作務 | Comments(1)

チベットの対応について断固抗議!その三

チベットのについて。個人的、政治的、仏教的立場に基づいて、私はダライラマ法王の求められている「チベットの高度な自立の権利獲得」を支持します。そのために私にできることは何であろうか。

中国政府の間違いを多くの人に伝えていくことしかないと思います。多くの人と言っても、わたしの目の届く範囲の人です。中国政府の間違いを多くの人が知ることによって、中国政府が、もしくは中国人が変わってくれることを願うしかありません。中国よりの人たちは、中国バッシングをするなと言うかもしれません。でもバッシングという方法は、国家、軍人による軍事的解決方法(戦争)ではありません。一般人による非軍事的解決方法です。多少の暴力行為は伴ってしまいますが、軍人、一般人の殺傷を目的とした軍事的な暴力行為はありません。

中国に対する一連の騒動について、今、日本人にはそれぞれ三つの立場があると思います。親中国派、反中国派。そして経済的親中国派。やっかいなのは三番目ですね。いまだに経済的なことから中国との事なかれ主義をとる卑怯者がこの国にはいます。残念です。

噂ですが、日産自動車はハリウッドの映画俳優、リチャード・ギアさんを次期CMに使う予定だったそうです。しかし彼がチベット擁護のデモに参加するやいなやCM契約を破棄。中国での不買が広がるのを押さえての処置らしい。かなしい。こんな日本の会社がまだまだたくさんあるらしい。これだから日本は金しか見ていない民族かと思われてしまう。
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by fumonken | 2008-04-17 11:38 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

チベットの対応について断固抗議!その二

チベットの騒乱ですが、世界へ飛び火しています。最近、マスコミでも日本の仏教界への対応について厳しい意見を多々耳にします。確かに、日本の仏教界は一部を除いて、私も含めて大多数は、はっきり言えば見て見ぬふりといえるでしょう。私が一人の僧侶としても何ができるのか考えました。いろいろ考えましたが結論は出ません。何ができるのか。

私は現在起きているチベット騒乱を通して、実際の行動として何もできない自分を知ることとなりました。できるかどうかはわかりません。また大変恥ずかしいことではありますが、逆にみなさんが僧侶に対して、こんなことできないものかという意見があれば聞きたいほどです。
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by fumonken | 2008-04-15 18:07 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

いつか満開になる日が…

先月末に、植えたソメイヨシノの苗木から三つ、花が咲きました。何十年後にはサクラの花で満開になる日が来るでしょうか。ツバキ、ツツジ、チンチョウゲ、イタチグサ、スイセン…。この時期、たくさんの花が咲いています。春が来たことを実感させててくれます。そんな暮らしができるもの坊さんという暮らしのおかげです。
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by fumonken | 2008-04-11 21:13 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

シッコ(SiCKO)、是非見てください…その一

先日、シッコ(SiCKO)というドキュメンタリー映画を見ました。先進国で唯一国民皆保険を実施していないアメリカの医療問題の映画です。アメリカは医療分野が製造業やサービス業のような産業として成り立っているんです。言うなれば医療・製薬業です。しかもとてつもない大きな利益を生んでいる産業らしい。だから国民皆保険にすると彼らの権益がなくなるわけです。だから国民皆保険の制度ができないらしい。

私はこれを見て、アメリカは悲惨な国だなーと思う前に、十年後の日本を見ているように感じました。よーく考えてみてください。この数年の間に広まった、アメリカの民間医療保険会社のCM。
「アメリカン・ホーム・ダイレク○」
「アメリカン・ライフ・インシュランス・カンパニー(アリコ・ジャパ○)」
「アメリカンファミリー生命保険(アフラッ○)」
「AIU保○」などなど…

小泉さんの時代を通じて、アメリカ的な国造りを進めていった日本。ホントやばいです。日本は確実に公的医療保険から民間医療保険の割合が大きくなっていきます。医療保険という人間の弱みにつけ込んだ商売。こういう商売がはびこる世の中がどういうものか、そんなことを考えさせられる映画です。是非ご覧ください。
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by fumonken | 2008-04-09 13:52 | 日課抄・歳時記 | Comments(1)

明日は花祭り

明日は花祭りです。お釈迦さまのお誕生日です。昨日も書いたとおり、花まつりの名称は、戦後広まりました。明治時代に浄土宗で採用された呼称で、それ以来、宗派を問わず灌仏会の代名詞として用いられていったそうです。お寺が経営している幼稚園や保育園では、こちらの名称の方がよく知られています。子どもたちにとっては、甘茶をいただく日。又、稚児行列を出す寺も多いそうです。

普門軒では、あかちゃんの姿のお釈迦様の像(誕生仏)はあるのですが、花で飾った小さなお堂、花御堂(はなみどう)がないので、今年は写真のような荘厳にし、甘茶の入った水盤を置きました。

普門軒檀信徒の方々へ
今週いっぱい飾っておこうと思います。お参りの仕方は、誕生仏の頭からひしゃくで甘茶をそそいでお参りください。
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by fumonken | 2008-04-07 17:54 | 日課抄・歳時記 | Comments(2)