普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

ブログトップ

<   2008年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧

今日は大四九

今日は晦日で、お寺では大四九(おおしく)です。四九日の特別版。毎月十四日と晦日を大四九と言います。僧堂では大四九の日は朝課(朝のお勤め)は「寝忘れ」です。寝忘れとは朝課はお休みという意味です。いつもより一時間ほど長く眠れます。私もここでは大四九は寝忘れにしています。いやーうれしいです。他に寝忘れの日は大きな行事の朝などもあります。といっても月に多くても四日くらいです。

他にも僧堂では大四九の日には楽しみがあります。これは次回の大四九の日に。
[PR]
by fumonken | 2008-01-31 18:02 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

火除けのおまじない

さて、寒中(小寒一月五日ごろから節分二月三日ごろまで)にすることに、「一升瓶に水を入れる」と言うことがあります。これは檀家さんに聞いたことです。寒中の間に一升瓶に水を入れると火除けのおまじないになるそうです。寒中にするというのがミソ。寒中にすると虫もわかず、一年たってもきれいな水のままなのだそうです。そしてまた一年たったら同じことをする。私はこの月末に準備しましたが、来年からは寒の入りにこれをしようとおもいます。みなさんもいかがですが。まだ間に合いますよ。

お寺の典座(てんぞ:台所)も消化器から一升瓶に変わりました。
c0154437_17423232.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-30 17:37 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

寒中にすること

二十四節気。最近のではほとんど気にかけない暮らしになってしました。といってもここ四十年ほどにこうなってしまったのですが。一月五日ごろ二十四節気で小寒(しょうかん)といいます。この日を「寒の入り」、この日から節分(立春の前日)までを「寒(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、冬の寒さが一番厳しい時期となるんですね。

これが最近暦を調べてわかったことなのですが、日本ではこの日から寒中見舞いを出し始めたそうです。年賀状の返事や、節分などの行事の参加依頼など、季節の行事への参加依頼なども行われたと言います。お寺一月一日から三日まで、大般若の祈祷をし、(僧堂では今もそうですが)一月四日札配りにまわっていたことをブログに書きました。これは寒中見舞いを同じ日取りとわかり感動しています。

そして本題、寒中にすることですが…。一升瓶に水を入れます。さてこれはどういう意味でしょう。明日書きます。
c0154437_17365824.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-29 16:16 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

いやー、力強い

昨日、友人のところで鍋をしに行きました。友人は京都の山奥に住んでいます。一応市内ですが。その友人の力強さといったら禅宗坊主も顔負けです。

調理はお手製の釜を使っています。一斗缶とブロックを使って薪をくべて調理しています。炭もちゃんと火鉢や七輪などに利用しています。ガスコンロなんか使って楽をしている自分が恥ずかしくなりました。負けちゃいられません。

鍋料理はもちろんおいしかったです。
c0154437_19131755.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-28 19:12 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

一月の床飾り

みなさん、床飾りを楽しんでいますか。遅くなりましたが、正月の床飾りをアップしました。禅寺らしく軸はダルマさんにしました。お花はボケと千両とキリです。中央には鏡餅。三宝に三方向に半紙を敷いて、昆布とウラジロ、餅、串柿そしてダイダイ(がないのでミカン)。大切な大切な日の丸の額も飾りました。鏡餅の前には香炉を置きました。禅寺らしくあまり派手ではなくおさめました。

現代は日本に住んでいながら、床の間のない家に住んでいる遊牧民ジャパニーズが多く、非常にかわいそうな思いがします。まだ自分の家をもっていない若い若い「これから日本人」のみなさん、是非、日本人らしく、日本家屋に住み、日本人としての生活を選択することを切に望みます。今ならまだ間に合います。

季節と自然と暮らす日本人の暮らし方。これは日本が世界に誇ることのできる文化です。日本人が日本人たる証がそこにはあります。それはすぐにはわからないかもしれませんが、少しずつわかってくると思います。
c0154437_18241548.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-27 20:54 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

夜具入れ

下の写真は夜具入れといいます。六十歳以下の人だと「やぐ」といわれてもピンとこないと思います。「夜具」つまり布団のことです。

押入におれるのが一般的ですが、このように半畳しか空間がとれないときなど、夜具入れが用いられることがあります。これは押入のように建てつけられていないので、移動することができます。和箪笥のように杉や桐の木など軽い材を使っていますので、簡単に運べます。下の引き出しにはシーツなどを入れるようです。
c0154437_20291587.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-26 17:29 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

今日は天神さん

京都では毎月二十五日は「天神さん」の日です。天神さんとは北野天満宮の骨董市のことです。正式には二十五日祭といい、菅原道真公の命日に当たります。ちなみに祥月命日は二月二十五日です。その日は天神さんではウメが見頃になってくるわけです。

私は無類の古い物好きで骨董市で生活する道具を集めてるくらいです。でも坊さんになってからこれまでと行く店が変わってきました。これまでは道具や着物の店が多かったですが、今は道具も仏具や茶碗、お椀などにも目を配ります。そして庭木の苗屋さんにも足を運ぶようになりました。今日も「トキワマンサク」を買いました。マンサクは茶花としても好まれています。普通、黄色の花をつける落葉樹なのですが、このトキワマンサクは薄紅色の花をつけ、しかも年に二回も咲きます。さらにマンサクは常緑樹で秋には紅葉もします。店の主人是非こっちにした方がいいと言われ、トキワの方を買いました。十年もすればそれなりの木に成ってくれることと思います。さーどこに植えようかな。
c0154437_21595730.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-25 12:35 | 日課抄・歳時記 | Comments(1)

これは寒い

いやー、これは寒い。雪、雪、雪。このところの寒波で普門軒の寒さときたらえらいことです。さすがに六歳以下、七十歳以上の規定をもう解除する羽目になってしまいました。ストーブの解禁です。さすがに火鉢と櫓炬燵だけでは過ごせません。何もできなくなってしまいます。

でも昼は薪を燃やし、それを炭にして火鉢にいれて暖をとっています。薪は親しくしていただいている工務店さんからいただいています。それを燃やしているわけです。でも燃やしただけではちゃんとした炭にならないので、これから竹炭をつくるのに挑戦しようと思っています。いやー今は便利です。ネットがあるので、作り方も調べられます。早速、この寒波が去ってから作ろうと思います。
[PR]
by fumonken | 2008-01-24 18:42 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

最近、昭和三十年代が…

最近、昭和三十年代が雑誌、テレビ、映画等で取り上げられる機会が多いように思います。とてもよい兆候だと思っています。昭和三十年代を中心に考えてみると、今から約五十年前。昭和三十年代から五十年さかのぼると明治末期から大正時代。終戦後からわずか十年足らず。現代より戦前の方が近いんです。つまり、今多くの人から懐かしがられている昭和三十年代とは、戦前が色濃く残る時代なんですね。

誤解しないでください。戦前と戦時中とは全く違うんです。今われわれ、戦後民主主義教育を受けさせられてしまったジャパニーズは「戦前はずーっと戦争をしている時代」と思っています。でもこれは全く事実と違います。これはGHQの戦後の教育方針である自虐教育を、今だに文科省や日教組が受け継いでいるからなんです。

ちょっと話がずれました。ようするに昭和三十年代ブームとは日本人が日本人らしく暮らしたいという本能的な回帰だと私は思っています。田舎暮らし、古民家暮らし、町家暮らしのブーム、そしてスローライフ。民主主義、個人主義、能力主義、経済主義…。西洋人であるジャパニーズとして生きることに疲れた人たちの日本人回帰の動きだと思っています。別に人口の1%の人たちだけでもかまいません。心ある人は日本人として、一歩、前に踏み出してください。早くしないと、「元から日本人」である戦前を知っている人がいなくなってしまいす。
[PR]
by fumonken | 2008-01-23 21:23 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

そうだ 恐都、行こう。

「そうだ 京都、行こう。」有名なJR東海のコピーですね。きれいな京都の名所、旧跡、風景がたくさん出てきます。でも本当は京都ってかなり痛みが激しくなってきているんです。このままにしていては恐ろしいことになってしまうそんな京都、つまり恐都の風景を紹介することによって、たくさんの人に京都の、そして日本の現状を知ってほしいと思っています。

下の写真は四条西洞院です。いわゆる洛中。今、京都では非文化建築物マンションの建設ラッシュ、景観条例が強化されたため、マンションの建て逃げ業者が増加。中心地は壊滅状態。京都の中心地はおそらく、日本家屋の並んでいた文化的景観は戻らないと思います。たった三十年でここまで崩れていきました。悲しいですよね。悲しいと思った人。あなたはマンションに住んでいませんか? だめですよ。人ごとだと思ってはだめです。あんな非文化建築物に住んではだめです。
c0154437_17225869.jpg

[PR]
by fumonken | 2008-01-22 17:23 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)