普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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カテゴリ:日課抄・歳時記( 439 )

気風、気っ風、気立て、気質

久しぶりのブログであるが、ちょっと気になったことを。
ちょっと気になったことの、「気」である。

知人とこんな話題になった。知人の知人がethicsmorals(倫理)を「気風」と訳したという。

気風とはどんな意味なのか問われ、なかなかうまく答えられなかった。

いろいろ調べてみると、気風とは「気立て、気質、性格」などとある。倫理とは違うようだ。知人に伝えてあげようと思う。
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by fumonken | 2015-04-21 11:08 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

孫子

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」。孫子の言葉であるが、その孫子は「知によって勝つが第一」「威によって勝つが第二」「武によって勝つが第三」とおっしゃっておられる。
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by fumonken | 2015-02-11 19:42 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

国民の祝日について

昭和23年まで「国民の祝日」とは言わなかった。「祝祭日」と言った。祝日と祭日を合わせた呼び名で、「国民の祝日」同様に休日であった。

昭和28年の祖父の日記がある。最初のページに略暦がある。「国民祝日」には、
元旦1月1日
成人の日1月15日
春分の日3月21日
天皇誕生日4月29日
憲法記念日5月3日
こどもの日5月5日
秋分の日9月23日
文化の日11月3日
勤労感謝の日11月23日
と9日間の祝日が書かれている。62年たった今、6日間増えている。

明日は「建国記念の日」あるが、終戦後GHQによって廃止されたので、昭和28年にはない。昭和41年になってようやく復活した。しかし名称は当時の政治状況により、「紀元節」から「建国記念の日」に変更された。
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by fumonken | 2015-02-10 19:18 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

「持っている」

英語で「have」と言えば、「持つ」である。「持つ」と言うことは、何かを所有するという意味である。

しかし、英語のhaveには「所有する」という意味だけではない。

たとえば、関係性を表す場合、
They have two children. 彼らには2人の子供がいる。

身体部分・身体特徴・特質・能力などを表す場合、
I have a sweet voice. 私は美しい声をしている。

感情を表す場合、
I have a grudge against him. 私は彼に恨みがある。

病気などにかかっている場合、
I have a cold. かぜをひいている。

「所有」と言うことは、自分ではないものを所有すると日本語では考える。たとえば、
She has a sweet voice. 彼女は美しい声をしている。声は私自身なのか。恨みという感情は私自身なのか、かぜは私自身なのか。それとも私とは違うものなのか。
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by fumonken | 2015-02-03 21:07 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

薩摩の男の子

先日、『翔ぶが如く』を見ていたら、

「薩摩ン子ばなー、人に引けをばとんな、うそをつくな、不作法すんな、親に口答えば許さんち育てるのが、女親のつとめでごわんど。あんたの男ン子ば産んだら、心を鬼にして強か母親になってくいやらんとな。」

こんな台詞があった。いつの時代にも必要だなと思った。
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by fumonken | 2015-01-26 20:45 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

虚しい道

私は得度(出家)して、名をいただいた。「虚道」(きどう)と言う。普門軒の住職についてから、家庭裁判所に行って、戸籍上の名前の変更をした。

虚しい道という。今年4月で43歳になるが、この年になってようやく、己の人生に対して、素直に虚しさを感じるようになれた。己の人生だけではなく、この世の中に対しても虚しさを感じられる。この世は虚しいものだ。

あー、ありがたい。
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by fumonken | 2015-01-08 15:49 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

「今年の漢字」

1年の世相を表す「今年の漢字」に、『税』がが選ばれた。消費税率が17年ぶりに引き上げられたこと、10%の引き上げが議論されたこと主な理由らしい。

『税』であるが、「禾」は、いね。わら。また、穀物の総称を表す。また「兌」は神の言葉を説き分ける人の意味であったらしい。「兌」は喜ぶ。通ずる。とける。あつまるなどの意味がある。

鋭い。説く。悦ぶ。閲っする、蛻(もぬ)ける、脱っするなど「兌」の字を用いる。
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by fumonken | 2014-12-12 17:20 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

干支の漢字はなぜ?

来年の干支は羊だが、漢字で書くときは「未」と書く。干支の漢字はなぜ普段の動物の漢字と違うのか。十二支は、もともと農業暦であり、農業用語であったそうだ。

1月「子」とは、「増える」という意味。草木は子孫を増やそうと成長しはじめる種子の時期。
2月「丑」とは、「曲がる」「ねじる」の意味。草木の種は芽が出始め、地上に出ていない時期。
3月「寅」とは、「伸び上がる」という意味。草木は少しずつ成長していく時期。
4月「卯」とは、「さかんに茂る」という意味。蒔いた草木は若葉として茂っていく時期。
5月「辰」とは、「動いて伸びる」「整う」という意味。草木がことごとく震い動いて伸びていく時期。
6月「巳」とは、「子宮が胎児をつつむ」という意味。草木に種子ができはじめる時期。
7月「午」とは、「上下が交差する」という意味。草木の成長期から衰退期に交差する時期。
8月「未」とは、「まだ」という意味。草木の果実に味が生じ始めた時期。
9月「申」とは、「手を伸ばす」という意味。草木が伸びきり、草木の果実が成熟して堅くなっていく時期。
10月「酉」とは、「口の細い酒つぼ」の意味。草木の果実が成熟する収穫し、作物から酒を抽出する時期。
11月「戌」とは、「滅びる」という意味。草木が再び枯れはじめる時期。
12月「亥」とは、「とざす」の意味。新たな生命「子」が宿り閉じ込められている時期。

非常に興味深い。
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by fumonken | 2014-12-10 13:39 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

校歌

私の母校、根川小学校は明治5年の創立である。祖父、母、私、三代にわたってお世話になった。私が京都に移り住んだので、もしそのまま地元にいて、子供がいたら、四代にわたってお世話になったかもしれないと思うと、歴史を感じざるを得ない。

校歌というものは、日本には当然のごとくあるが、世界の中でほとんどの国には、校歌というものがない。日本の統治時代を経た台湾、韓国にはある。そうでない中国にもあるらしい。
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by fumonken | 2014-11-30 07:52 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)

李登輝元総統「日本の教育と私」・・・「自我」排し高い次元に生きる

最後に、最近台湾で、「台湾民主化の道」と言うDVDが出回っています。20年来の台湾の民主化の過程に於いて、私は与党国民党の指導者として、台湾の国民の声に耳を傾け、主流の民意を尊重し、それを改革の推進力として来ました。このDVDの中で台湾の民主化を進めた私に対して、「李登輝は一体何者や?」と問うていました。

それに対して台湾大学史学科の呉密察教授は、『李登輝氏は日本の大正世代に生まれ、徹底的に日本教育の薫陶を受け、忍耐、自制、秩序を重んじ、公の為に奮闘、努力する精神を身につけた人である』と返答しています。

この答に同意はしますが、日本的教育で、最も強調されている“実践躬行”が述べられていません。日本的教育の長所は、武士道精神に表現される実践にあると言えるでしょう。私も知ること、考えること以外に、実践する能力に全ての意義を与えています。

私にとって、人生は1回限りであり、来世はありませんから、一部の宗教が所謂「輪廻」を唱えるのも、私はそれを自己満足に過ぎない話だと思っています。「意義ある生」をより肯定すべきだと思います。

「人間とはなんぞや」、または「自分とは誰だ」という哲学的問題から出発し、自己啓発へ発進すれば、人格及び思想の形づくりが完成できます。「自我」の死への理解を踏まえたうえで、初めて肯定的な意義を持つ「生」が生まれるのです。

実際に、人間は単に魂(心)と肉体から構成されています。けれども精神的な弱さは更に高い次元の存在を必要とするのです。総じて言えば、私達には全ての権限を有する神が必要です。と言っても、すぐに信仰を持つのも簡単ではありません。信仰への第一歩は、見えないから信じない、見えるから信じることでなく、ただ信じること、実践することです。純粋理性から実践理性へと、もっと高い次元に生きる価値を見つけ出すことが、人生の究極の目標です。

従って、この日本的教育によって得られた結論は「私は誰だ」という問いについて、「私は私でない私」なのです。この答えによって、私は正しい人生の価値観を理解し、いろいろな問題へ直面する時にも、「自我」を排除して、客観的立場で正しい解決の方法を考えることができるようになりました。これが日本の教育を通して私に与えられた人生の結論でしょう。

これをもって私の講演を終わらせてもらいます。ありがとうございました。【2006年9月21日付・産経新聞に掲載】
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by fumonken | 2014-11-12 08:12 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)