普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

ブログトップ

棚経まわり

昨日から棚経(たなぎょう)まわりです。棚経とはお盆のお経です。お盆のお経というと少し、雑な言い方になって染まします。夏の盛りに亡きご先祖さんの霊を祭るという習慣で、そのとき、坊さんを迎えて、お経と読んでもらう、それが棚経です。

元々の始まりはあるお坊さんが神通力で亡き母が餓鬼道で飢え苦しむ姿を見て、お釈迦様に助ける方法をたずねたところ、「七月十五日に、修行僧を迎えて、新鮮な食べ物を供養しなさい」と教えられました。この功徳によって、亡き母はもちろん餓鬼道すべてのものが救われたそうです。

棚経やお墓参りなどのお盆の行事は、亡きご先祖さんへの感謝はもちろんのこと、実はすべての生きとし生けるもの(衆生)に対する思いやりやいたわりの心を注ぐということがその目的です。今年のお盆は、仏壇のある方は手を合わせながら、お墓参りの方はお墓の前で、おじいちゃん、おばあちゃんありがとう、それとすべての人たち、動物たち、植物たちありがとうございますと心の中でおっしゃってください。
[PR]
by fumonken | 2008-08-10 14:04 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)