普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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「とにかく、もうけたかった」

こういっては言い過ぎなのかもしれませんが、今の五十代、四十代にはモラルの低く、品格の低さ、人間味の小ささを感じます。

食品偽装が相次いでいる。ほとんどの被告人は五十代、四十代。今回つかまった鹿児島の業者の一言「とにかく、もうけたかった」。「おまえ、もっと大切なことがあるだろう」と小学生にでも諭すかの声をかけないといけないのか。大阪の橋下知事の下、大阪府庁の職員のみなさんががんばっている中、四十六歳以上の職員が「給料が下がって士気が下がった」などといったとか。「おい、それでも公僕か」。この世代の子供たちと言えば、決まった仲間としか交流しなかったり、ろくにあいさつもできない子供たち。つまり人間の基本的なモラルを教わっていない子供たち。その親たちは五十代、四十代で、しかもモンスターピアレント世代でもある。秋葉原の事件の親もこの世代ではないだろうか。

五十代、四十代世代。小学生時代は昭和三十年代から四十年代で日本の高度経済成長時代。学生時代は昭和四十年代から五十年代で学生紛争も下火になり、ノンポリ世代。働き始めて二十代はバブル時代。集団就職も、学生紛争も前の世代の話である。日本的価値観、家族観が崩れて、「新しい価値観」という「実は何もなかった価値観」の元で育っていた初めての世代といえないだろうか。誤解を恐れずに言うと求めるものはそんなに苦労せず手に入り、無難なく育ってこれた世代。だから人間的に弱さを持った世代だと思う。それがモラルの低さ、品格の低さ、人間味の小ささ、自己中心性、自分勝手自由主義の上にたった人間性。

その犯す犯罪の理由も「とにかく、もうけたかった」とか、貧困からではなく、単なる欲である。府庁の職員も言い分も、自分の生活が一番という思想からであろう。とにかくせこい。今はやっている映画「三丁目の夕日」の子供たちが大人になると、実はこうなってしまうのかと思うと、悲しみを覚えてしまう。今日は誤解を恐れず一般論として書かせてもらいました。
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by fumonken | 2008-06-24 22:02 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)