普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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今日はいいお話しを伺いました

いつもお世話になっている工務店さんに、京町家で京扇子のお店を営む方を紹介して頂きました。昭和初期の京町家を最近改修し、是非見てほしいということで紹介して頂きました。突然お伺いしたのですが、こころよくお店をご案内してくださいました。一言で言えば、施主の方の思いと、職人の技が見事に一致した町家だなーとうれしく思いました。これはとても重要です。施主の思いがあっても、技や知識のない職人に仕事を頼むと、その思いは形作られません。職人に技があっても、素主にその思いがなければ同様の結果です。今日、私がご紹介して頂いた町家の改修はその両者が一致した幸せな町家だなーっと本当に思いました。うれしいことです。

日本ははやく伝統を重んじる国に国替えしないといけません。でないとこの国はビルだらけの無国籍な国になってしまいます。施主と職人の思いの一致とは、ようするに「伝統を重んじる」と言う思います。伝統とは難しいことではなく、おじいちゃん、おばあちゃん、ご先祖さんへの思い。地域のお祭り、風習への思い。それを受け継いでいきたいという「思い」なんです。これが伝統の意味です。

考えてみてください。今の小学生は着物を普段着で着ている大人を見たことのない子供たちばかりです。畳のある家で暮らしたことのない子供たちばかりです。このままでは日本は日本でなくなってしまうのでしょう。もう伝統を受け継ぐ限界の次期に来ています。そんな中で一人でも多くの伝統を大切にする日本人に出会うと本当にうれしく思います。お店、紹介させて頂きます。

京扇子 大西常商店
URL http://www.ohnishitune.com/
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by fumonken | 2008-06-21 18:14 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)