普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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シッコ(SiCKO)、是非見てください…その一

先日、シッコ(SiCKO)というドキュメンタリー映画を見ました。先進国で唯一国民皆保険を実施していないアメリカの医療問題の映画です。アメリカは医療分野が製造業やサービス業のような産業として成り立っているんです。言うなれば医療・製薬業です。しかもとてつもない大きな利益を生んでいる産業らしい。だから国民皆保険にすると彼らの権益がなくなるわけです。だから国民皆保険の制度ができないらしい。

私はこれを見て、アメリカは悲惨な国だなーと思う前に、十年後の日本を見ているように感じました。よーく考えてみてください。この数年の間に広まった、アメリカの民間医療保険会社のCM。
「アメリカン・ホーム・ダイレク○」
「アメリカン・ライフ・インシュランス・カンパニー(アリコ・ジャパ○)」
「アメリカンファミリー生命保険(アフラッ○)」
「AIU保○」などなど…

小泉さんの時代を通じて、アメリカ的な国造りを進めていった日本。ホントやばいです。日本は確実に公的医療保険から民間医療保険の割合が大きくなっていきます。医療保険という人間の弱みにつけ込んだ商売。こういう商売がはびこる世の中がどういうものか、そんなことを考えさせられる映画です。是非ご覧ください。
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by fumonken | 2008-04-09 13:52 | 日課抄・歳時記 | Comments(1)
Commented by 北川 孟 at 2008-04-10 09:41 x
私も 、数か月前にこの映画をみました。当然アメリカではありうることだ、と思いました。”Money is every thing”の国ですから。
今年の初めに出版された「ルポ貧困大国アメリカ」(堤未果 著、岩波新書)にも、アメリカの現状がよく書かれてます。兎に角、野蛮から文明を経ずして頽廃に至った唯一の大国だそうですから。
グローバリゼーションによる世界的規模のあくなき利潤追及の影響で、日本も各分野で民営化を求められています。
このような経済優先の物質主義の今後が心配です。