普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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旗日なのに…その二

旗日の話。「旗日」という言葉自体を知らない若者も多いんじゃないでしょうか。私が昨日まちを散歩した時だけでも、日の丸を揚げていた家庭は一割はおろか、0.001%くらいではないでしょうか。あげているのは公共施設とタクシーくらいです。

日の丸というと大東亜戦争時を思い出してと、思いがちですが、戦後も旗日はあり、祝日になると各家庭でも日の丸を揚げていました。結局、敗戦後の日本の生きる道を決めた方針が、知らぬ間に現在の状況に至ってしまったのかと、虚しい思いに成ってしまいます。

これは祝日に日の丸を揚げるという習慣だけでなく、日本家屋に住まなくなったり、着物を着なくなったり(というより着ることができないと言った方がいいかもといった、親を思う心、隣近所に気遣う心、日本人としての暮らし方や心そのものが受け継がれていない。伝統という樹木の幹の芯から、戦後の日本復興の方針がズレていた結果、六十年過ぎてあらためて眺めてみると、日本という樹木はずいぶんと醜い方向に曲がってしまっていたということではないでしょうか。
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by fumonken | 2008-02-12 13:53 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)