普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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普門軒(ふもんけん)とは

この小さな小さな禅寺の名前は普門軒(ふもんけん)といいます。普門とは、普(あまね)き門戸の意味。普(あまね)く門を開いていること。それは観世音菩薩(観音様)の姿であることを意味します。

では観世音菩薩とは。世間の衆生(一切の生きとし生けるもののすべて)の救いを求める音声を観し、救ってくださる菩薩さんです。ちなみに菩薩さんとは、悟りを開く前の修行時代の仏さんのことです。

では普門軒を訳するならば、観音さんのお寺と言うことになります。普く開かれたみんなのお寺、たくさんの人たち、人間だけじゃありません。生きとし生けるもののすべてが集まるお寺と私は思っています。将来、ここに来る前からお寺に入ったら宿坊を開きたいと思っていたので、まさに普門軒はその名の通りです。

ところで「普門軒」は何で「普門寺」ではないの? という疑問があろうかと思います。お寺に昇格する前の小さな坊舎を院、庵、寮、軒などと言います。概して小規模の建築のものが多いです。普門軒も本堂と庫裏(くり:居住空間)だけの小さなお寺です。普門軒、私はこの名前、結構気に入っています。いかにも隠居寺というか、隠れ家的な禅寺。
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by fumonken | 2008-01-14 16:02 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)