普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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言う

「言」という字の上は「心」で、下は「口」である。心を口にするということが「言(ゲン)」であるとみた古代漢人の感性は興味深い。


そしてその「言」という字を受けた日本人は「ゲン」という音読みと「い・う」と「こと」という大和言葉をあてた。大和言葉において「こと」は「言」と「事」の両方の意味を持つ。つながっているものであるという考えがあった。


これは言霊という言葉には霊的な力が宿ると信じられた思想からもわかる。しかし支那語では、口にすることと、実際の事柄・出来事とは違う字をあてているし、もちろん発音も違う。この点は日本人と漢人の世界観の違いである。


「言うまいと思えど今日の暑さかな」読み人知らず

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by fumonken | 2018-01-11 11:09 | "不"不立文字 | Comments(0)