普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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禅の修行

「自分は貧乏であったこと。自分は病弱であったこと。自分は学歴がなかったこと」

松下幸之助氏は「一代で世界企業にした成功の秘訣は」、との質問に対しての答えが上記である。氏は「貧乏」であったから一所懸命に働き、「病弱」であったから摂生に努め、「無学歴」であったから勉学に励んだということだ。


仏教では、
自分とは「存在」があり、その存在には「本質」があり、その存在と本質には「能力」があり、その存在と本質と能力には「働き」があるととらえる。

そしてその「存在」と「本質」と「能力」と「働き」によって、自分に起こりうるの「直接的原因」がつくられるというのである。

その「直接的原因」と自分のまわりをとりまく「間接的原因」によって、自分に起こる「結果」が生まれる。
そしてその「直接的原因」と「間接的原因」によって、まわりに起こる「影響」が生まれるというのである。

禅の修行は、自分という存在の「本質」と「能力」と「働き」を見極め、それを素直に受け止めることにあり、そしてそれを磨くことにある。

自分への結果やまわりへの影響は後でついてくる。
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by fumonken | 2016-04-27 12:20 | 禅・仏教について | Comments(0)