普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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私の師匠筋に当たる盛永宗興老師は「さとり」とは、「差」を取ることだとおっしゃった。

考えてみれば、ここ数年「格差」という言葉を、かくもこのように日常の言葉として聞くようになるとは誰が想像したであろうか。

自分を大切にすること。裏を返せば、他人と「差」をつけることだ。
自分の能力を高めること。裏を返せば、他人と「差」をつけることだ。

禅でいう「差」取りとは、自分を大切にするなと言っているわけではない。自分の能力を高めるなと言っているのではない。他人と「差」をつけてしまう心を改めたい。そのために自分を大切にするという方法もあれば、自分の能力を高めるという方法もあろう。
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by fumonken | 2016-01-12 18:39 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)