普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

ブログトップ

思想と思考

思想と思考という言葉があるが、どう違うのか。

「思想」は人生・社会・政治などに対する一定の考え。
「思考」は直観・経験・知識などをもとに,あれこれと思いめぐらすこと。

こう辞書では書いてある。思想は明治の言葉で、つまり西洋の言葉を訳した和製漢語である。思考もそうだと思われる。もともと思考にあたる日本語は「思惟」で、思いはからうこと。考えること。分別することである。もともと仏教の言葉である。

「思惟」は空の思想が発展すると「一切の思惟分別を断ずる、これを正思惟となづく」などといい、禅においては真実は無智、無分別、無思惟のところで得られるというのである。

「人間は考える葦」と言う言葉があるが、全く違う「思想」をもっている。
[PR]
by fumonken | 2014-07-07 19:43 | 禅・仏教について | Comments(2)
Commented at 2014-07-08 07:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fumonken at 2014-07-11 05:57
思っている我は本当の「我」ですか。外によってつくられた「我」ではありませんか。その本当の処を知る修行が禅の修行であるというのです。