普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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地球規模化と国際化

国立国語研究所が「外来語」の言い換え提案をしておりますが、その一つに「グローバル化」という言葉を「地球規模化」という日本語に言い換えるよう提案しております。

グローバル化は「globalization」と書きますが、もともと語源的には「globe(球体)」+「al(〜の:形容詞接尾語)」「ization(〜化)」からわかるように、「球状化」という意味です。そこから派生して、全体化、包括化、地球全体化、地球規模化なという意味に使われています。

似たような言葉として、日本語には「国際化」という言葉があります。これは「internationalization」の訳語で、「inter(相互の)」「nation(国家)」「al(〜の)」「ization(〜化)」を訳しております。ちなみに幕末期、「international」の訳語として「万国普通」とか「列国交際」、「各国交際」、「諸国交際」などとしておりました。それが明治30年代頃から「国際」という言葉に統一されました。

グローバル化と国際化。国家の立ち位置がずいぶんと意味が違います。
「グローバル化」には、地球を一つの世界と見るため、それぞれの国家、民族をどうやって地球全体化、地球市民化させていくのか、その方策やまた状態のことです。
一方「国際化」には、地球を多数の国家、民族の集合体と見るため、それぞれの国家、民族をどうやって相互に存在させていくか、交際させていくのか、その方策やまた状態のことです。

外来語のまま使ってしまうと、意味が似ているようで、ずいぶんと違うことに気づかず使ってしまう場合があります。
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by fumonken | 2014-03-09 08:27 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)