普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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格差社会デモ

世界的に格差社会デモが行われています。

私の師匠の師匠にあたる盛永宗興老師は悟りのことをこうおっしゃっております。

「お釈迦様がお悟りを開かれ、そしてお説きになった言葉は、お釈迦様の単なる思想ではありませんでした。悟りを開くと言うことは、自分を「ゼロ」にしてしまって、すべてのものと一体になるということ、それが悟りということです。したがってお釈迦さまが悟りを開かれたときには、見ている自分と、見られている全てのものとの間の差がとれてしまっている。差(さ)取(と)りです」

老師は悟りを「差取り」と仰っております。

二十世紀より近代社会は差をつけることに重きを置いてきたように思います。それを個性といいます。個性的な人、個性的な商品、個性的な生き方。一見魅力的ではあったこの個性という考え。しかしその裏の面がまさに「格差」だと私は思います。

「無我」は仏教において最も大切な真理です。
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by fumonken | 2011-10-07 17:25 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)