普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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自動販売機争論その2

よく覚えています。十年以上前のことです。東京都がゴミの収集について、大変革を投じました。それはゴミ袋を半透明にしたことです。私が学生のころですから平成六年だったとおもいます。それまで当たり前のようにゴミ袋といえば黒いポリ袋でした。半透明にすることでゴミの内容がわかるというものです。そのときの反対意見の多くは「不便になる」とか「プライベートが保たれない」というものでした。よく覚えています。

でも今では半透明のゴミ袋は当たり前です。だれも「不便になる」とか「プライベートが保たれない」から使わないなんて人はいませんし、個人の自由が規制されたなんて多くの人は思っていません。

石原都知事が言うように、こんなに自動販売機がたくさんなくては日本人にとって困るのでしょうか。私もそうは思いません。「我欲」によって日本人自身、本当に必要なバランスを見失ってしまいました。十年後「そういえば通りにはいたるところに自動販売機があったななんて」笑い話になるのではないでしょうか。

石原都知事は、その大震災による節電を機に、自動販売機を「我欲」のひとつとしてあげられ、私たち日本人の生活態度、暮らし方について一石を投じているのだと思います。
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by fumonken | 2011-04-16 07:13 | 日課抄・歳時記 | Comments(2)
Commented by かぐら at 2011-04-16 10:09 x
今回の震災は、意識の変化のきっかけとして大きな影響を与えています。決して今のままの暮らし方で良いなんて考える人はいないでしょう。震災によって何も感じない人人のほうがおかしいくらいです。では、今自分に何ができるのかしっかり考えなくてはいけません。
大手コンビニは店内の電灯をLEDにすべてシフトするとか、やればできたのに今までしてなかったってことです。
自動販売機にしても全く無にするのは無理でも、節電や減らすことはできるでしょう。できることからコツコツとです。
ゴミの分別だって、昔はめんどくさがっていたのに、今では常識です。自分に何ができるのか、しっかり考える事が重要だと思います。
Commented by おぐま at 2011-04-21 13:03 x
そうですね。かぐらさんのご意見はもっともですね。

コンビニの乱立が東京では、まだ続いています。デパートもそうですが、魚屋さん・八百屋さん・肉屋さん・お菓子屋さん・乾物屋さん(現代の方にはわからないかも)等、コミニュティーにあり、顔見知りであることは無論のこと、店が地域の社交場??てな感がありましたよね。
今はないです・・確かに24時間営業は便利さがあるが、こんなので良いのかなぁ??と、感じています。。
朝から夕方まで、お日様に合わせて生活するのが普通でない世の中になっています。(加速してますね)
昔の生活様式が懐かしく感じると共に、当時の生活を意識しながら子どもたちに背中を見せていきたいです。