普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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5.五蘊盛の苦しみ…五蘊とは

「五蘊(ごうん)」とは五つの集まりという意味で、人間の肉体と精神を五つの集まりに分けて示しています。その五つとは肉体また物質を表す色(しき)、精神を表す受(じゅ)・想(そう)・行(ぎょう)・識(しき)の五つです。

例をあげてます。
被災地に食料品が届く。これは「色」です。
うぁーと感じる。これが「受」です。
ある人は助かったと思う。ある人は遅いぞと思うかもしれない。これが「想」です。
ある人は列に並ぶ。ある人は横は入りをするかもしれない。これが「行」です。
ある人はみんなのおかげだと手を会わせ感謝する。ある人はもっと強引にしなくてはと思うかもしれない。これが「識」です。

般若心経にはこう書かれております。「照見五蘊皆空、度一切苦厄」。五蘊はみな実体、我がない、空である。つまりすべては無我無常である。そう「照見(正見)」すれば、一切の苦・厄は、わたりこえる(度)ことができる。

苦難や災厄にあうと、私たちはどうしても人のせいにしたり、恨んだりしてしまう。しかし、いかに自己中心的に原因を外に求めても、すべては縁によって起こるのです。つまり因縁なのです。あらゆる苦から抜け出すには、私たちはいよいよ、その実践の道である「八正道(はっしょうどう)」を知る必要があります。
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by fumonken | 2011-04-09 10:47 | 禅・仏教について | Comments(0)