普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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4月6日、仙台より

○○さんへ

京都の普門軒です。元気にやっていますか。日本語に「がんばろう」という言葉があって良かったね。西洋の言葉ではこの「がんばろう」という言葉をうまく訳せないとクララが言っていました。
やっぱりまだまだ日常の業務まで戻っていないのでしょうね。普通の業種でもままならないのでしょうか。電車とかは動いているんですか。電気はもう安定しているんですか。こういう大災害の時、大切な「もの」って水でしょうか。食べ物でも何が良いのかな。私にはさっぱりわかりません。

私にわかるのは心の持ち方だけです。心の持ち方とは、物事のとらえ方とも言えます。大災害をどうとらえるか。被災をどうとらえるか。ものやものごと、思考や活動といった目に見える以前の、心の持ち方。それを仏教を教えています。心の持ち方ひとつで、ものやものごと、思考や活動も変わってくる場合もあるし、変わって見えてくる場合もあります。

長山さん、私はわかりました。私に何ができるか。私は仏教を説こうと思います。仏教を伝えようと思います。それが私のできる事だと思います。よっしゃにがんばるぞ!!!

4月6日、仙台より

和尚さんへ

仙台は電気、水道はほとんどの地区で回復してきていますし、都市ガスも回復が進んできています。
家の中や、職場の中はほぼ日常に戻りつつあります。沿岸部の病院では、震災前は数十人だった受診者が5倍以上に増え、一日数百人も受診することが続いているようです。そのバックアップとしての緊急入院も多いですし、ケアに関しても制限されてしまうことも多いですが、震災直後に比べると格段に「普段」が戻ってきています。しかし、一歩外に出ると電車や地下鉄はまだ通っていないところもありますし、バスも制限されています。「普段」とはやはり違うと感じます。

最近では被災地に観光をしに行く人が増えてきていると聞きます。どこか他人事なんでしょうね。
自分は震災直後から、今どうするべきなのか、いらいらする気持ちをどうしたらいいのか悩みましたが、徐々に周りが落ち着いてきた今、それぞれの時期での自分のあり方を考え、忘れずにいたいです。

私にできること、私も考えていきます。

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by fumonken | 2011-04-07 19:55 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)