普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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国民国家その一

先日二月十一日は紀元節でした。以前にも書いたが、建国記念日ではなく、建国記念の日です。戦前までは紀元節とよびました。私は紀元節には、とくに「日本国」のことを考えるようにしています。日本の文化や伝統ということでなく、とくに「国」という観点で考えるようにしています。これに関して「危ない」とか「偏向している」といういらっしゃったら、どうぞ法律を読んでください。祝日法の第二条には、建国記念の日の趣旨について、「建国をしのび、国を愛する心を養う。」と規定しています。

「国とは何か」という問いに、未だ私は日本国をして回答がみつかりません。歴史的に見て、今、私たちがとらえる国という概念はどうみても西洋の概念です。「国家」とは、国として領域と人民を定め、それらに対して統治権を有する政治的共同体です。領域(Territory)と人民(nation)、権力(Executive)は国家として要素といえる。このとらえ方は、フランス革命以後の「国民国家」としてのとらえ方のことです。私はこの「国民国家」という「国」のとらえ方、とくに日本を「国民国家」としてとらえることに、非常にいぶかしさを感じるのです。
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by fumonken | 2011-02-12 12:17 | 日課抄・歳時記 | Comments(2)
Commented by 日本 at 2011-02-18 14:25 x
「国」という概念がそもそも西洋の概念です。
西洋の概念という箱に、無理に作った「日本の伝統」を入れたから訳わからなくなったのです。
「日本の伝統」とは、明治以降の西洋のキリスト教文化を真似て作ったものです。
そもそも、お釈迦様も日本人ではなく、仏教も外来のものですが、それをもって日本の伝統ということに矛盾はないのですか?
危ないと感じるのは愛国心そのものではなく自分は、安全な権威に守られる地位に居ながら、愛国心を方便に人を支配しようとする人々です。西洋文化を否定するなら、当然、お寺の税金は納めていますよね。信教の自由を守るために定められた、免税規定の利益は受けていないですよね。
Commented by かぐら at 2011-02-21 08:03 x
人は誰でも歴史の上に存在しています。今、自分がどのような歴史の流れの中に存在しているのか、今までのこと、そしてこれかの事を謙虚に考えて生きることが最も大切な生き方なのではないでしょうか?