普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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ポリュビオスの『政体循環論』

今、ヨーロッパ人を預かっております。その方といろいろ話をしていると、本当にためになります。自分が日本人、東洋人であることを、この年になって、あらためて気づかされます。最近、こんな事を教えてもらいました。

ポリュビオスの『政体循環論』
ポリュビオスは古代ギリシアの歴史家です。彼は著書『歴史』で、政治体制の流れを説明しております。その政体循環論では、政治体制には『王政・貴族政・民主政』の三つがあるとし、同じ政治体制が長期間継続すると、権力機構が腐敗したり、社会制度が老朽化したりすることで必然的に堕落するととらえました。

王政→僭主政(せんしゅせい:独裁政治)→貴族政(特権階級政治)→寡頭政(金権政治)→民主政→衆愚政

こうやってみると政治とは支配体制、統治体制という意味であるということがわかります。ちなみにデモクラシーは英語でdemocracyと書きますが、cracyはギリシアの言葉でkratiaといい「支配」の意味だそうです。今の日本は民主制が堕落した衆愚政の段階であることがわかります。

ちなみにポリュビオスは、自分たちの頭で考えて意思決定することを放棄した大衆は、英雄的な人物へと権力をゆだねて再び、王政が始まると述べております。
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by fumonken | 2011-02-02 17:13 | 未分類 | Comments(1)
Commented by かぐら at 2011-02-02 20:31 x
これは、面白い考え方ですね。確かに!って思いました。
地球上の上には同時にいろんな政治体制の国が存在するので、同じように一国を見ることはできんませんね。
日本国は果たしてどこに向かうのやら・・・・・