普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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本当に小さいお寺

先日、他のお寺さんに用事があり出かけておりました。あらためて普門軒は小さいお寺だなーと思った次第です。建物は本堂と庫裡。本堂といっても小さな本堂。普通の一軒家よりもも小さな庫裡。由緒もあるわけではなく、指定文化財のようなお宝があるわけでもありません。

でも私はこの寺が大好きです。檀家も三十軒もみたないこんな小さなお寺が、平成の御代まで伝わってきたという意味で誇りさえ感じます。今の常識で考えれば、普門軒ほどのお寺は、いわゆる兼務寺になってしまう規模のお寺です。兼務寺とは、その一ヶ寺では財政的に住職をつくのが難しいので、大きいお寺の住職に職務を兼務してもらっているお寺のことです。財政的にという言葉はまちがっておりますね。これまでもその規模でお寺を維持してきたわけですから、住職が普通の人たちと同じ暮らしをしていくのに、困難な財政規模といった方が正しいと思います。

いずれにしても私の代だけでも、お寺として風格といいますか、空気をちゃんと伝えていきたいとあらためて思った次第です。この先、私の後を次いでくれる坊さんがいるかは、私にかかってくるわけです。
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by fumonken | 2010-11-01 20:05 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)