普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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商業政策としての記念日

黄金週間が終わり、又日常が始まりましたね。「こどもの日」が過ぎたと思ったら、ちまたでは「母の日」のうたった広告が目に入ります。この「母の日」ですが、「父の日」「バレンタインデー」や「クリスマス」などと同じで、日本古来の行事、風習とは何の関係もない記念日です。単刀直入に言って、商業政策上取り入れた記念日です。「土用の丑の日」と同じです。そもそもカーネーションなんて花は日本にはもともと存在しません。

じゃあ、母親に感謝する思いは日本人にはなかったのか。そういう風習はなかったのか?

祝日法には「こどもの日」の主旨としてこのように書かれております。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」
また夏の「お中元」の贈り物ですが、これはそもそも子がご先祖様、そして両親に対する感謝の意を込めて、食べ物を贈っていました。戦後ではその対象が仕事関係を中心になっていきました。その方が商業政策上、儲かるわけなんでしょう。この戦後の経済政策中心主義、商業政策中心主義を「どげんかせかせんといかん」と思っているのは私だけでしょうか。
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by fumonken | 2010-05-09 07:58 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)