普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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調和の中で生きてこそ

いつも、「かぐら」さんには有り難いコメントいただいております。今回はブログを借りて、コメントに対する私の答えを書かせていただきました。

コメント有り難う。ちょっと私の方からコメントさせてもらいます。かぐらさんの視点、よーくわかります。確かに私はマンションに暮らしている人は快適だと思います。でも大切なことを忘れてはいませんか。それはマンションに住む自分の視点だけではなく、その周りに住んでいる人の視点です。普門軒の前にはいわゆるワンルームマンションが建っています。夜もずーっと街灯がついています。多くの人が住んでいますので、その空調機は一日中たえ間無く音を立てます。でも住んでいる人はそんなことは考えたこともないと思います。
住宅街にマンションに住んでいる多くの人は、町内会には顔を出さない。回覧板を回さない。もちろん掃除の日も出てきません。まさにダムのようにそびえ町内の流れの分断につながっていることは多々あります。

「和を以て貴ぶと為す」。これはかぐらさんもよーくご存じの言葉だと思います。生きるということは自分の快適さよりも、むしろ周りに不快はないか、そう言った視点も本当は必要だと思います。わたしはこの「和」とは目に見える横のつながりと同時に、過去や未来の縦のつながりも大切にせよといっていると思っています。それは日本のイエや先祖崇拝を大切にする思想に現れています。この周りとの調和の思想・心を受け継いでこその和楽ではないでしょうか。

家というものは所詮は物質であり、表層的なものです。しかし少なくとも、その表層的な家も、先ほどいった日本人の考え方というか、心持ち、思想が具現化されていれば、それは単なる物質ではありません。大切なことは、その家、道具、人の行為に、日本の調和の思想・心が宿っているかです。もし、そう言った心が具現化されたマンションなら和楽なマンションかもしれません。私はそう思っています。
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by fumonken | 2009-09-25 07:09 | 日課抄・歳時記 | Comments(1)
Commented by かぐら at 2009-10-06 18:30 x
衣食住は暮らしの基本です。
この狭い日本でみんなが平面地に暮らせるなんてありえません。広島では山を切りくづし大きなニュータウンを作り、不気味な住宅街がたくさんできています。もちろん、キャッチコピーは「自然豊かな夢の街」みたいなことを掲げて建売の一戸建てをたくさん売っています。きっと20年後は老人ばかりの偏った住宅街で、寿命の短い家がずらっと並んでいることでしょう。
そんな開発されていく山を作るより、いかに街の中の小さな面積で和楽な暮らしを追求するのかが、今後の暮らしには大切だと実感しています。
山を削るより、もっと和楽な環境が作り出せる可能性があると思います。
共働きが多い社会では町内活動や近所付き合いはなかなか難しいかも知れません。昔のようなコミニュケーションは変わらざるを得ないでしょう。みんなにそれを求めるのは難しい時代に社会構成になってきましたね。経済重視の社会からもっと大事な文化とか精神的な豊かさを求める社会になると変わってくると思います。
結局、個人個人がきちんと生きなきゃいかないってことですね。和楽な集合住宅を夢見て暮らし方を考えたいですね。和楽な集合住宅を実現させてみたいですね。