普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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先日、東京に行って参りました…その一

先日、公務にて東京に行って参りました。東京は大きいですね。本当に大きい。ヒューマンスケールを超えております。

京都には御所がありますが、東京には皇居(もと宮城)があります。やはり東京といえば皇居の参観ですね。皇居には事前に予約して参観する場所と、予約なしで参観できる場所があります。今回は初めて事前予約の必要な場所の参観に行って参りました。

いやー、皇居は本当にきれいですね。緑も多く、広いですね。ここはもともと江戸城ですから、江戸城の跡もたくさん残っております。お城の櫓も残っているんですが、こんなことを「全部お城を立て直したらいいのにねー」と若い参観者が話をしておりました。

でもこの国の大多数はお城の立て直して、後世に伝えることよりも、ビルを建てて、経済を成長させていくことを是としているんです。お城を建てろと言っているんじゃありません。文化よりも経済、伝統よりも経済。あまりにも経済一辺倒ではないでしょうか。「武士は食わねど高楊枝」。この言葉も今は昔ですね。

平成の世、皇居の周りには高層ビルが雨後の筍の如く立ち並んでおります。戦前、こういう事態はあり得ません。皇居の周りに天皇陛下を見下ろすことになる高層ビルを建てることは「不敬罪」になるわけです。今の日本人は高層ビルを建てないと「不経済」であるとして、お寺や神社のまわりでもお構いなしに開発していきます。特に若い日本人の皆さん、一番大切なことは経済ではありませんよ。絶対に違いますよ。
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by fumonken | 2009-09-10 10:59 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)