普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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もう少し、戦前について

大東亜戦争の映像として、東京の明治神宮外苑競技場で開かれた出陣学徒壮行会の映像がよく流れます。昭和十八年十月のことです。二十歳以上の学生も徴兵の猶予が解かれ、出兵することになったわけです。だいたい大正十二年前後に生まれた人たちです。

今年八十五歳前後の人たちは二十代前半に、八十歳前後の人たちは十代後半に、七十五歳前後の人たちは少年期に、七十歳前後の人たちは幼年期に、それぞれ戦中期を過ごしたわけです。つまり八十歳以下の人たちにとっての戦前とは、戦中になるわけです。

実際、昭和四十年代までは1920年代(大正九年〜昭和四年)生まれの人たちは戦中派と呼ばれていました。これは1947年(昭和二十二年)から1949年(昭和二十四年)生まれの人を団塊の世代と呼ぶのと同じようなものですね。戦中派は今年八十九歳から七十九歳ということですね。

私にはもう一人の祖母が元気に暮らしています。その祖母は大正五年(1916)生まれ、今年九十三歳です。祖母が生きている間は、私はまだ戦前という歴史とつながっています。私にとって祖母は何にも代え難い大切な大切な図書館です。
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by fumonken | 2009-04-27 08:06 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)