普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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鎮守ノ神ノ生来加護ノ恩

今日、弟弟子の得度式(とくどしき)でした。得度式とは簡単に言えば、坊さんになるための儀式です。得度式の詳しいことについては後日また書きたいと思います。すごく簡単に述べますと、感謝、懺悔(さんげ)、帰依、授戒という順に式は流れていきます。

最初に感謝の意を表します。「国土護衛ノ恩」「鎮守ノ神ノ生来加護ノ恩」「父母養育ノ恩」この三つの恩を表し、拝します。これはとてもとてもすばらしいものだと思います。坊さんになるために、何よりもまず、感謝の意を表する。

そんな得度式を終えて、今日のニュースを見ました。タイトルは「<鎮守の森>30年間で首都圏の3分の1消失」。日本人は戦後、何をしてきたのでしょうか。本当に本当に何をしてきたでしょうか。記事には「森が失われた寺社は、住民から「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路が設置されたところが多かった。残っていたのは、人が入りにくい急斜面や自治体の条例で保全されている場所だった」と書いてあります。普門軒でも先日、近所の人にテレビの映りが悪いと言うことで竹を切ってほしいと言われました。本堂の向かいは建物の高さと悪名も高き¥い三階建てのマンション。鎮守の森はだんだん減っていきます。

古来より伝わる得度式の感謝の中には「鎮守ノ神ノ生来加護ノ恩」があります。
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by fumonken | 2009-03-31 21:46 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)