普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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お札配り

お札配りとは、正月一日から三日の間行われる大般若の行事の際に祈祷されたお札を檀信徒の各家々にお配りするという風習です。つまり正月三日間は檀信徒がお寺に年賀の挨拶に出かけ、その返礼として正月四日に、和尚がお札を持って各家々を回るというものです。よって、本来、和尚は正月とお盆に年二回、各家を回っていたわけです。多生地方によって、宗派によっては違いはありますが、これが古来からの日本の風習としてありました。

一月四日は官公庁の御用始め、証券取引所の大発会、鏡開きなど、現在でも仕事始めの日として受け継がれてきております。

とはいうものの、正月四日といえばまだまだあわただしい日ではありますので、普門軒ではもう少し遅い、九日、十日をお札配りの日として各檀信徒の方々に正月のご挨拶に回ることにしました。

ちなみに般若札は玄関など人の出入りする場所にお祀り(張る)します。お札が家内を見渡し、お札の下を行き来する人々の、大魔を払ってくださいます。そして新しい正月、お寺に年賀の挨拶に出かけた際、古いお札をお寺に納めるんです。そして三が日明け、和尚さんがお札を持って皆さんのところに挨拶に来てくれる、そういうことになるんです。どうぞ皆さん、来年からは伝統的なお正月を迎えてみてはどうでしょうか。
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by fumonken | 2009-01-12 20:22 | 日課抄・歳時記 | Comments(1)
Commented at 2009-01-13 19:25 x
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