普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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臘八示衆【朔日夜】

【朔日夜】
朔日(第一日)夜示衆に曰く、夫れ禅定を修する者は先ず須く厚く布団を敷き、結跏趺坐して寛く衣帯を繋け、脊梁骨を豎起し身体をして斎整ならしむべし、而して始め数息観をなすべし。無量三昧の中には数息を以って最上となす。気をして丹田に満たしめ而して後に一則の公案を拈じて直に須らく断命根を要すべし。若し是の如く歳月を積んで怠らずんば、縦い大地を打って失する事有るとも見性は決定して錯らず。豈努力せざらんや。豈努力せざらんや。

【現代語訳】
第一日目の夜、大衆に示して言われるのには、禅定を修行する者は、まず厚く坐布を敷いて、結跏趺坐して腰回りはゆったりとして、腰骨を起し背筋を伸ばし、身体を正しく整えることである。そうして、まずはじめに数息観をすることだ。徹底的に三昧に入っていく(無量三昧)には数息観が最も良い。気を丹田に満たして、一則の公案を拈提し妄想煩悩を払って、その公案になりきっていく(断命根)のである。もし、このように歳月をかけて怠らなければ、必ずや見性できることは間違いのないことである。さあ努力せよ、さあ努力せよ。
参考文献 山本玄峰著『無門関提唱』大法輪閣
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by fumonken | 2008-12-01 07:15 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)