普門軒の禅寺日記・京都の宿坊・お寺に泊まる

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戦前の教育の解体とは…その一

京都の下鴨、閑静な住宅街に洛北高校という、一八七〇年に創立された日本最古の高等学校があります。私はこの近くにある大学に行っていたのですが、初めて来たときは洛北高校を見て、立派な校舎の大学だなぁと勘違いしたくらいです。

この高校は旧制京都一中といいました。この高校は政界、財界、軍人、文化人、学者など多岐に亘り人材を輩出してきました。たとえばノーベル物理学者の湯川秀樹博士や朝永振一郎博士もこの高校の出身者です。ノーベル賞受賞者を二人も輩出した高校は国内ではここだけです。しかしその人材の多くは旧制高校時代の生徒ばかりです。その理由は戦後の教育改革にあります。

戦後、GHQの指令で男女共学や教育内容など教育の民主化という名の元に教育制度の改革が行われました。私はその改革にはよかった面もたくさんあると思いますが、GHQの教育改革のねらいは民主化のほかの、エリート校の解体がありました。アメリカは日本の優秀な人材の輩出に、その教育制度に因果関係を見いだしました。特に高等教育です。続く。
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by fumonken | 2008-11-07 16:03 | 日課抄・歳時記 | Comments(0)